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MCI(軽度認知障害)とは!?認知症とまでは言えないが、その前兆がみられる状態

MCI(軽度認知障害)とは!?認知症とまでは言えないが、その前兆が見られる状態

近年、MCI(Mild Cognitive Impairment=軽度認知障害)という言葉が注目を集めています。

 

「もの忘れ外来」という診療科目をかかげる医療機関も少しずつ増えてきています。

 

MCIとは、認知症とまではいかないものの、認知症と非常によく似た症状が認められます

MCI(軽度認知障害)の診断基準
  1. 物忘れを自覚している、急に物忘れをするようになってきた
  2. 客観的に記憶障害がある(新しいことを覚えられない、思い出せないこと)
  3. 認知機能はほぼ保たれている
  4. 日常生活を送るうえで支障はない
  5. 認知症と診断されていない

これらの項目を満たすとMCIであると診断されます。

 

認知症のごく初期の状態、と解釈されていることもありますが、実際には健康な方と認知症の中間にあたるものだと言えるでしょう。

 

正確な統計は出ていませんが、MCIと診断されたおよそ半数の方は最終的に認知症へ進行すると考えられています

MCIと診断されても、適切な行動で進行を大幅に遅らせることができる!

そもそも、人間の脳は50歳前後を境に徐々に衰えていくと考えられており、老化が進むことにより物忘れを起こしたり行動に変化が起こったりします。

 

物忘れが単に老化に伴う現象であれば良いのですが、これまで出来ていたことが出来なくなってしまった、などといった症状の背後には老化以外の原因が隠れていることが多々あります。

 

「もの忘れ外来」では、物忘れが加齢からくるものなのか、それとも別の原因(認知症やその他の病気)からくるものなのかを判別するところから始まります。

 

MCIと診断されても上記でのべたように、必ずしも認知症に進行するとは限りませんし、適切な行動を取れば進行を大幅に遅らせることも可能です。

MCIは「認知症予備軍」・・・現状と向き合い心身のケアを行なうことが大切

しかしながら、MCIからアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症に進行してしまう方も約半数いらっしゃいます。
この事実から、MCIは「認知症予備軍」と呼ばれることもあります。

 

また、MCIと診断・告知されてしまうことで本人や周囲の人がショックを受けてしまい、本人の症状が急速に進行したり、家族の方がふさぎ込んでしまい抑うつ状態になってしまうケースもあります。

 

人によっては「認知症になるという予告」ととらえてしまうかもしれません。

 

MCIと診断された場合、大事なのは現状をしっかりと認識したうえで、本人の心身のケアをしっかりと行うことです。

MCIは「認知症予備軍」・・・現状と向き合い心身のケアを行なうことが大切

 

MCIは認知症に比べ、コントロールをしやすい状態にあるので、治療効果が高い時期にあることは確かです。
1つ1つできることを実践し、進行を食い止める行動を心掛けましょう。